メック:基礎知識
Gearhead世界における『巨大ロボット』の総称。
世界観的には必ずしも戦闘用とは限らないが、
ゲーム中で出てくるものは始めから戦闘用に設計されたものか、
あるいは汎用機を戦闘向けに調整した派生型となっている。
また、全体としては手足を持った人型が多いものの、
人型であること自体は特に要件ではなく、
普通の車両や航空機、あるいは四足歩行の動物型のような形状も存在する。
メックについては多岐に渡る解説が必要となるため、
各分野の詳細についてはそれぞれ個別記事に譲り、
このページでは基礎知識として大まかな内容を記述していく。
メックには、主に運用思想によって分類される9つの型式が存在する。
Battroid | 最も基本的な人間型 |
---|---|
Zoanoid | 地上戦、格闘戦を重視した動物型 |
AeroFighter | 飛行性能を重視した航空機型 |
GerWalk | 飛行型と人型のハイブリッド |
HoverFighter | ホバーと飛行を重視した艦艇型 |
GroundCar | 地上専用の装甲車両型 |
GroundHugger | 地上専用の重戦車型 |
Arachnoid | 地上専用の多脚型 |
Ornithoid | 羽ばたく翼を持つ飛行型 |
各分類はそれぞれ得意とする移動方法や速度特性があり、
運用可能なパーツやカスタマイズにおける制約も異なっている。
また、GroundHugger、Arachnoid、Ornithoidの3タイプについては、
前作からの続投で分類としては存在しているものの、
ゲーム中に実際に登場する機体の中には含まれていない。
詳細は機体分類の個別記事を参照。
最終的な形状こそ様々だが、1つのメックを構成するのに
使われているバーツには、その役割に応じたいくつかの分類がある。
胴体、頭、手足のような、生物に例えると肉体そのものに相当する部分。
他の装備類は全てこの本体を土台として運用される。
詳細は本体の個別記事を参照。
エンジン、コクピット、ジャイロスコープの3種類が該当する。
メックの動力や制御に関わる中枢としての重要パーツ。
これらの詳細については本体の個別記事に付記されている。
白兵、銃器、ミサイル、盾のような、能動的な攻撃と防御に使われる装備類。
このうちミサイル以外の3種類はさらに物理とエネルギーの2系統に分かれる。
詳細は武装の個別記事を参照。
本体の各部位を覆い、さらなる防護を与える装備。
本体そのものもある程度の装甲を備えているのが普通だが、
この追加装甲がもたらす差はゲーム中でもすぐに体感できるだろう。
詳細は武装の個別記事に含まれている。
メックにとっての感覚器に相当する機器。ミサイルの命中性能にも影響する。
これが無いと、ただそれだけで攻防の両面に大きなペナルティが発生してしまう。
詳細はMV/TR/SEの個別記事の中、SEについての解説を参照。
メックにコンピュータを搭載し、様々なソフトウェアを走らせることで、
照準や姿勢制御の補助を通じた命中率や回避能力の向上が期待できる。
また、敵メックの構造や装備の詳細を知ることのできる補助ソフトも存在する。
詳細は補助装備の個別記事の中の当該項目を参照。
動けないメックは、遅かれ早かれメックではなくなる。
走行用のタイヤから万能型のジェット推進機まで、
メックに速度を与えてくれる様々な種類の移動装置が存在している。
各移動装置、そして移動方法の特徴についても移動システムの個別記事を参照。
武装を簡単に脱着するための砲架、エネルギー兵器のための増設電池、
攻防両用の電子戦用機器、そして隠蔽状態の敵を暴き出すスキャナ等、
様々な形でメックを補助してくれる装備もある。
詳細は補助装備の個別記事を参照。
メックの基本的な性能を示す指標。
Manuever(機動)、Targetting(照準)、Sensoring(感知)を表している。
当然ながら数字が高い方が好ましいが、MTとTRの2つに関しては
上限値がプラスではなくゼロであるのがこのゲームの1つの特徴。
操縦する上で足を引っ張る要素がない状態が最良、という形式である。
詳細はMV/TR/SEの個別記事を参照。
一部の例外を除き、メックを構成するパーツのほとんどは付け外しが可能。
単に手持ち武器のような装備品を取り換えるだけではなく、
移動装置やセンサー類のような基礎能力に関わるパーツを上位品に変えたり、
時には手足のような部位そのものを別メックのものと取り換えたりもできる。
後述のカスタムメック経由で入手できる特殊パーツなども活用し、
隅から隅まで強烈にカスタマイズされたメックの戦闘能力は、
一般に流通しているノーマル仕様の機体とは一線を画すものになるだろう。
詳細は改造の個別記事を参照。
プレイヤーが改造(カスタマイズ)したメック、というものとはまた別の存在。
それらは12個の「テーマ」のいずれかに沿って作られた特殊武装を持ち、
通常手に入る武装とは一味(あるいは一癖)違う攻撃を可能にしているほか、
武装から本体パーツまで、様々な部品が通常よりも軽量化されていることがある。
そのような特殊かつ強力な武装や軽量パーツを活用することで、
単に強いだけに留まらないユニークなコンセプト、
つまり「ロマン」を追い求めつつ大暴れできる機体を作り出すことも可能だろう。
詳細はカスタムメックの個別記事を参照。
メックの重量については、ゲーム中でも性能に直結する要素として
具体的な数字が設定および表示されているが、大きさについてはその限りではなく、
代わりに「クラス」の概念がその役割を担っている。
このゲームでの「クラス」は主にアイテムの格付けを示すもので、
例えばコンピュータや移動装置ではストレートに性能ランクを表すが、
メックの本体部位においては、この「クラス」がメック同士の
相対的な大きさを表す指標に使われている、という形である。
ただし、このクラスの数字そのものが直接表示されているわけではない。
胴体に関しては、必ずそこに搭載されている「エンジン」の名前に含まれる数字が
胴体のクラスと一致していることから(例:C5エンジン)読み取ることができるが、
他の部位に関しては、装甲や耐久値、改造スロット容量などから推測するか、
あるいは設定ファイルのオプション(CHEAT_DISPLAY_CLASS)をオンにする必要がある。
余談:それでも知りたい実サイズ
余談:それでも知りたい実サイズ
ゲーム中には一切の数字は出てこないが、
原作者の公式ブログには設定に纏わる記事がいくつか存在している。
その中の1つ、Ice Windについての紹介記事によれば、
この機体は全高13メートル、そして「戦闘用としては小型」と書かれている。
そしてゲーム中でのIce Windの大きさのクラスは3。
また、この公式ブログのタイトルの中には「18メートル」という数字が
(おそらくは)典型的、象徴的な数字として出てきていることから、
大雑把に見て10~20メートルの範囲が典型的なメックの大きさであると想像できる。