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メック:機体分類


概要

地上型から飛行型、汎用型から特化型まで、
メックにはそれぞれの運用思想に基づく大まかな機体分類がある。

ゲーム中では、各分類で使用可能なパーツの制限や、
移動モードや速度に関わる各種の補正を通じてこれを表現している。
この部分の特性を理解しておくことは、メック選びの上でも重要になるだろう。

また、この分類はメックそのものに結び付けられたものであるため、
いかなる改造を施しても種別が変化することはない。

例えばBattroidとGerwalkでは仕様上の制限こそ非常に似通っているが、
改造によって機体構成をほぼ同一の形に仕上げたとしても、
両者の種別特性、そしてそれによる性能差は消えることなくそのまま残る。

世界観的には、交換不能な部位である胴体の形状や構造に起因する話である、
とでも理解しておけばイメージ的な助けになるかもしれない。

登場しない分類

Gearhead2のゲームルールには計9種類の機体分類が存在するが、
実際に機体データが存在するのはこのうち6種類のみ。
GroundHugger、Arachnoid、Ornithoidの3種類についてはデータがなく、
よってゲーム中にも一切登場しない。

このゲームはユーザーが新たな機体データを作り出すことが可能なので、
前作Gearheadに登場した機体をGearhead2の書式に合わせて書き直したり、
あるいは完全オリジナルの機体を作ることで、
それらの3種類の機体分類を登場させることは可能である。

ただし、各分類の解説で述べる通り、宇宙が主要な舞台であるこのゲームでは
登場させたところであまり活躍の場がない不遇な分類も存在する。
「強いから封印」ではなく、あくまで世界観的な理由でのリストラなので、
使ってみたい、作ってみたいという場合でもその長所短所はよく理解しておこう。

各分類の解説の解説

以下の各分類の解説において出てくる表の解説。

MV/TR補正

メックの分類そのものから与えられるMVやTRの補正。
似通ったパーツ構成でも性能差を生む要因の1つである。

移動モード適正

各分類ごとに利用可能な移動モードと、
他分類と比べた場合の各モードの優位性を示す。
ここで言う優位性とは、基本的に「速度の出しやすさ」を指す。

部位制限

各分類ごとに利用可能な部位。
ここで認められている種類の部位のみを運用することができる。

例えば、航空機タイプであるAerofighterに足を付けることはできない。
これを認めるとその機体はGerwalkめいた何かとなり、
上記の移動モード適正も含めて、機体の分類や特性が曖昧になってしまう。

これに関しては、世界観的、物理的な制限というよりも、
重心や揚力のような複雑で本格的すぎる領域に踏み込むことなく
様々な形態の機体を表現する、という住み分けのルールに相当するものだろう。

Battroid

MV/TR補正 MV+1 TR+1
歩行 走行 滑空 飛行 宇宙
移動適正
砲塔 ストレージ
部位制限 ×

メックという存在そのものの基本形。

唯一の制限は砲塔が利用できないことのみであり、
それ以外のあらゆる地形、あらゆる相手に対応可能な汎用性の塊である。

基本形であるだけに機体の種類も最大多数であり、
Buruburu、Vadel、Savinのような初級~上級ランクそれぞれの
代表格とも呼べる機体もこのカテゴリに属している。

Zoanoid

MV/TR補正 MV+3 TR-1
歩行 走行 滑空 飛行 宇宙
移動適正 × ×
砲塔 ストレージ
部位制限 × ×

地上戦を主眼として、白兵戦や脚部による移動性能を重視した動物型の機体。
脚の数はモチーフによって四脚だったり二脚だったりと様々である。

また、地上戦重視のコンセプトからは意外だが、宇宙への適性はBattroidと同じ。
腕を持たないことによる射角の問題はあるものの、それ以外には特に差はない。

特徴1:歩行モードでの移動速度ボーナス

強化を突き詰めた状態まで行くと他分類の機体とあまり変わらなくなるが、
そのような極端な条件以外では他分類よりもワンランク上の速度が出しやすい。

特徴2:白兵および体当たり攻撃の威力上昇

対応する攻撃を行った際に、基礎威力値 +2 のボーナスが与えられる。
最終ダメージではなく基礎威力なので、影響もその分だけ大きい。

特徴3:飛行の代わりにジャンプ性能強化

通常は、「空中に留まれるほどの推力はないがある程度は滞空できる」機体が
飛行の代替として短時間行えるのがジャンプという行動だが、
Zoanoidではどれだけ推力を持たせても飛行は行わず、ジャンプとして処理される。

この際には推力そのものにも大きなボーナスが与えられるため、
強化されたZoanoidのジャンプ滞空時間は分単位で計算されるものになるだろう。

もっとも、ジャンプという行動自体が数々の使いにくさを抱えており、
これが長時間できることが強みと呼べるかと言われればやや怪しい。

総評

Battroidよりいくつか制限こそ増えているものの、
汎用性を著しく損なうという程ではなく、全方面で無難に戦える能力を持つ。
惜しむらくは実際にゲーム中に登場する機体がたった2種類であることか。

AeroFighter

MV/TR補正 MV-5 TR-1
歩行 走行 滑空 飛行 宇宙
移動適正 × × ×
砲塔 ストレージ
部位制限 × × × × ×

航空機型。対応する移動モードも部位制限も非常に分かりやすい。

大きなMVペナルティが目を引くが、それ以外での特性はただ1つ、
「推力に大きなボーナスが与えられる」ことのみである。
推力が高ければ速度が出やすく、速度があれば回避力が高い。
戦術のコンセプトも、それを実現する方法も非常にシンプル。

回避型なのにMVが高ペナルティであることに首を傾げるかもしれないが、
これはMVが回避以外に白兵攻撃の命中にも関わっているためだろう。
回避面では速度でそれを補って余りあるため、他分類より低い結果にはならない。

ただし、航空機であるが故の運用上のクセもある。

まず、(当たり前の話だが)通常の機体構成では空中静止ができないため、
翼部や推進装置の一部を破壊されただけで墜落する危険がある。
墜落イコール大破や死亡とは限らないが、戦闘続行は極めて困難になるだろう。

また、腕や砲塔が使えない関係で射角も取りにくいため、
不慣れなパイロットでは狙った攻撃位置を確保するだけでも一苦労となる。

そして最後に、「屋内属性」のエリアへの侵入ができないという罠がある。
これはCayley RockやClund Rockでの任務で稀に現れる洞窟マップや、
一部のメックアリーナが該当する。親切にも侵入を断ってくれる場所もあるが、
そうではない場合、なんと生身で対メック戦に放り出される。

それ以外の場所では出てこない地形であるため予期も対応も十分に可能だが、
例えば初期機体にWraithを選びつつCayley Rockでゲームを始めたりすると、
初任務でいきなり生身で敵メックとご対面、のような喜劇が生まれかねない。

それだけでAerofighter全体を敬遠するには至らない話ではあるが、
操作上のクセや、強い機体を得る上でのカスタマイズへの依存性なども考えると、
やはり初心者ではなく熟練者向けのカテゴリであると言えるだろう。

GerWalk

MV/TR補正 MV-3 TR+0
歩行 走行 滑空 飛行 宇宙
移動適正 ×
砲塔 ストレージ
部位制限 ×

ガウォーク。言わずもがなのマク○スのアレが由来である。
この名詞自体があの作品の造語なので、他の解釈の余地はない。

しかし、このゲームでの実装では、あのガウォークというよりは
人型をベースに航空機型の特性を乗っけたハイブリッド的な何かに近い。

歩行が非常に苦手で速度が出しにくくなっているのと引き換えに
飛行および宇宙での速度は出しやすくなっており、
見方によってはBattroidよりも総合力に優れているとさえ言えるだろう。

欠点としては、実際に登場する機体がわずか3種類であり、
そのいずれも(特に防御面で)そこまで強力な機体ではないこと。
本気で運用するのならある程度以上の改造は必要になるだろう。

HoverFighter

MV/TR補正 MV-3 TR+0
歩行 走行 滑空 飛行 宇宙
移動適正 × ×
砲塔 ストレージ
部位制限 × × × ×

Aerofighterからいくらかの機動力を犠牲にした代わりに、
滑空による地表移動能力と砲塔による攻撃性能強化を加えたカテゴリ。

運用可能部位を見るとあまりパッとしないかもしれないが、
全方位に攻撃が可能な砲塔が使えるということは、
射角のために速度を緩めたり止まったりする場面が激減することを意味する。

砲塔1基で何もかも捌けるという話にはならないとはいえ、
戦いやすさという面では見かけ以上の大きな利益を与えてくれる部位である。

また、名前からは滑空が主体であるように思わせつつも、
実際は地表滑走より飛行や宇宙の方が得意である。
Aerofighterには及ばないながらも速度は出しやすく、回避力は高い。

と、特性そのものは中々に見どころがあるカテゴリなのだが、
実際に実装されている機体がいずれも弱めだったり重装艦タイプだったりで
カテゴリ本来のポテンシャルを発揮しきれていないのが悲しいところか。
プレイヤーの手で魔改造を施し、いっそ空中要塞を目指してみるのも一興だろう。

GroundCar

MV/TR補正 MV-1 TR+1
歩行 走行 滑空 飛行 宇宙
移動適正 × × × ×
砲塔 ストレージ
部位制限 × × × × ×

このゲームの中でもかなり異色である車両タイプ。
移動手段はタイヤまたは無限軌道による地上走行のみで、それ以外は一切不可。
構成部位も車体と砲塔とストレージのみという徹底ぶりである。

地上走行特化というだけあって走行性能自体はかなり良好で、
他分類の機体では飛行状態でないと出せないような速度を
地上で普通に走るだけで出せるのはこのカテゴリくらいだろう。

また、速度面で優位な滑空や飛行では不可能な「後進」が可能であり、
地上を高速かつ細やかに走破できるという点はさすがの地上特化型。
砲塔による死角のない全方位攻撃を合わせれば、これは普通に強い。

が、それより何より、まずゲーム中での一番の問題は「宇宙に出られない」こと。
このゲームは宇宙に関わらずに進めることは実質的に不可能であるため、
その時点でこのカテゴリはメインの乗機にはなり得ない。

一応、それを無理やり可能にしてくれる日本語版独自のオプション(後述)はあるが、
宇宙に出られたところで特に強みがあるわけでもないため、
基本的にはロマンを追い求めての地上戦限定のサブ機体としての運用になる。

そしてもう1つ悲しい現実として、登場する機体が1種類しかない。
幸いにそこまで弱い機体ではないが、遊べる余地があまり無いのは残念なところ。

一応付け加えておくと、その機体単機でも最終決戦に勝利することは可能である。
もちろん十分な強化とプレイヤーの腕、そして決戦自体が地上で起こってくれればだが。

GroundHugger

MV/TR補正 MV-1 TR+2
歩行 走行 滑空 飛行 宇宙
移動適正 × × ×
砲塔 ストレージ
部位制限 × × × × ×

GroundCarを車両と表現するのならば、こちらは戦車型。
利用可能な部位は同じで、宇宙に出られないという仕様も同じ。
1つ異なる点として、走行速度がやや劣る代わりに滑空移動が解禁されている。

滑空と走行では基本的に滑空の方が速度は出せる傾向があるものだが、
GroundHuggerでは部位の少なさの関係で推進装置の数が増やしにくいため、
結果として速度も出しにくく、よってこの部分の利点はあまり大きくない。

それよりも、最大の特性は戦車型としての防御性能にある。
GroundHuggerが装備した装甲には、一律で装甲値 +50 のボーナスが与えられる。
各部位が元から持つ装甲も、追加装甲として上から被せたものも同様の扱いであり、
両者を合わせればそれだけで +100 の装甲増加となる。

GroundHuggerという時点で重装甲型の機体として設計されるのが普通であるため、
核となる胴体部位はもちろん、本来であればさほど固い部位にはならないはずの
ストレージですら他カテゴリの機体とは一線を画す耐久度を持つことになるだろう。

ただしやはり、宇宙と無縁でいられないこのゲームでは立場は弱い。
そして前述の通り標準ではデータ自体が存在していないため、
使いたいならプレイヤーの側でメック定義を用意する必要がある。

Arachnoid

MV/TR補正 MV+0 TR+1
歩行 走行 滑空 飛行 宇宙
移動適正 × × ×
砲塔 ストレージ
部位制限 × ×

「蜘蛛型」という名称からはまず多脚型の機体をイメージするが、
実は多脚であること自体は分類には関係がない。
実際ゲーム中にはいくつか多脚型機体が存在するが、いずれもBattroidである。

特性を一言で表すなら、「ZoanoidとGroundHuggerの中間型」。
まず部位としては、Zoanoidから翼を奪って砲塔を与えた形で、
歩行型で砲塔を扱える唯一の分類となっている。

そして、各々に特殊であるZoanoidとGroundHuggerの両者から、
・飛行がジャンプとして処理される(推力ボーナスは同等)
・装甲値にボーナス(+25、GroundHuggerの半分)
・宇宙に出られない
という特性を受け継いでいる。

宇宙に出られないという欠点はどうしようもないものの、
砲塔を含めて扱える部位の多さ、そして耐久面での優位性から、
地上戦における「歩行戦車」としての強みを持つ型だと言えるだろう。

前述の通り標準ではデータの存在しない機体であるため、
使いたいならプレイヤーの側で用意する必要がある。

Ornithoid

MV/TR補正 MV-1 TR-2
歩行 走行 滑空 飛行 宇宙
移動適正 × ×
砲塔 ストレージ
部位制限 × ×

噴進装置ではなく羽ばたき型の翼を用いるコンセプトの飛行型。
もっとも、羽ばたき専用の動力機構というものはゲーム中には存在しないため、
実際に取り付けて使う移動装置は他分類と変わらない。

大雑把に特性を述べるなら、「飛行に特化したZoanoid」。
歩行速度や白兵攻撃のボーナスは存在しないが、
飛行および宇宙での移動能力ではHoverfighterとほぼ同等の適正を持つ。

飛行重視の分類の中で頭/脚/尾が使えるのはこの型だけなので、
他2種のような操作のクセや装備の制限に悩まされることなく
柔軟な戦い方のできる航空型メック、が目指す方向性になるだろう。

普通に宇宙に出られる型であるにも関わらずデータが存在していないが、
これは世界観的にはあくまで地球上で運用するコンセプトだからかもしれない。
何にせよ、登場させたいならプレイヤー側でデータを用意する必要がある。

非対応の型で宇宙に出る

設定ファイル(gearhead2.cfg)の中に存在する

#CHEAT_APPEARTOTHESPACE

のオプションを有効にする(先頭の # を消す)ことで、
前述の「宇宙に出られない型」の制限を取り払うことができる。
もちろんこの時、宇宙に対応した移動装置を備えておくことが必要。

これによりGroundCar、GroundHugger、Arachnoidでも宇宙で戦えるようになるが、
宇宙での移動適正は低めに抑えられており、速度はやや出しにくい。

それ自体は改造を突き詰めれば普通に戦える程度のハンデではあるものの、
宇宙用の推進機を付けようとすると他の装備が圧迫されるため、
本来の適正である地上戦での性能を犠牲にすることになる。
基本的には地上用は地上用として使った方が強いということは認識しておこう。

もっとも、このオプションを考慮する時点でロマン全振りプレイであるのだから、
言うだけ余計なお世話かもしれないが。

mech_types.txt · 最終更新: 2019/12/17 23:05 by 名無しⅡ号

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